浴室の段差としては
浴室と脱衣室の段差と洗い場と浴槽(浴槽縁のまたぎ越し)の段差があります。
浴室と脱衣室の段差、洗い場と浴槽の段差解消する簡単な方法として、浴室の洗い場にすのこを敷くという方法があります。
すのこは清掃や乾燥をするために、子割にして、取り外しを容易にしておきます。手掛け部分を設けるなど、取り扱いが楽になるような工夫も大事です。がたつかないように、脚部にゴムを張り付けるなどの工夫も必要です。
すのこを敷いた状態で浴槽縁高さが、またぎ越しのしやすい40〜45㎝になるように、高さ調整をします。
浴室や洗い場が狭い場合、浴室の出入り口にシャワーカーテンなどを設けると、湯水の流出を防ぐことができますが、完全ではないので、脱衣場の床は、シート系床など、水濡れに強い床仕上げにしておきます。
その他として、浴室面にコンクリートを流し込んで、洗い場の床を嵩上げする方法もあります。この場合、浴室からの湯水が洗面・脱衣室に流れ出ないように、浴室出入り口部分に排水溝を設け、グレーチングとよばれる、溝蓋を設けるなどの配慮が必要です。