子供はだんだん大きくなって、家も手狭になってきたし・・・

・駐車代も合わせると毎月の家賃も馬鹿にならないし・・・

・嫁さんは、ご飯の用意もそこそこに、週末に大量に入ってくるチラシを一枚一枚丁寧に眺めては、「ふ〜ん」と ため息まじり・・・

 

 

そんなことを想いつつも、

日頃、仕事で忙しく、家族サービスもままならないお父さんが、

 ここで一丁家族のためにと思っても、何もかも始めてのこと。まして、一生に一度の高価な買い物。

おまけに、世間では、欠陥住宅、耐震偽装、リフォーム詐欺、ローン地獄などの問題。

 

 

何から手をつけていいのかわからず、

「ん〜、なんかめんどくさい。ここは気分転換で、魚釣りでも〜」と・・・

思っているお父さん。

ほんとご苦労様です。

 

そういったお父さんのために、まず最初にやっていただきたいことがあります。それは、住まいのことにについて、少しだけ勉強していただくということです。残念ながら、暮らしの基本となる住まいやそれを取り巻くことについて、義務教育では一時間たりとも教えてくれません。生活に密着した大事なことなのにです。

それをいいことに、無知につけこむよからぬ業者も少なからずいます。そういった業者から、生活、家族を守るためにも、少しだけお付き合いくださいませ。

 

まず、最初に、口八丁、手八丁でやってくる業者さんに惑わされないよう、業者さんと接触する前にやっておきたいことから・・・・・

住まい造りの第一歩は、「なぜ家を建てるのか?」をハッキリさせておくことです。

家賃がかかるから、家が狭くなったから、そろそろローンを組まないと定年までに返せないから、家族の為、夢のマイホームだから、同僚が建てたからといった方もおられるでしょう。

 

けど 、建売住宅や分譲マンションではだめですか?

程度のいい中古住宅や中古のマンションを購入して、リフォームするといったことも考えれますし、

高い住宅ローン金利を払うぐらいなら、賃貸住宅に住みつづけるっていうのも賢い方法かもしれません。

 

家あまり、空間あまりの時代です、住まい方には、たくさんの選択肢があります。

「何故、家を建てるのか」そこのところを、家族とよく話し合って答えをだすが、住まい造りの最初の第一歩。

家を建てたり、買ったりする時に、建物の間取りや外観、最新の設備器具に夢を馳せる方も多いでしょうが、まず、何が気になるといったら、そう、先立つもの。お金のことですね。家を建てたり、買ったりするときに現在ほとんどの方が住宅ローンを利用されると思いますので、ここで、住宅ローンのことを。

 

・借入金額100万円当たりの返済額早見表(毎月返済分/単位:円)

   20年  25年  30年  35年

 2.0%

 5,058

 4,238  3,696  3,312
 2.5%  5,299  4,486  3,951  3,574
 3.0%  5,545  4,742  4,216  3,848
 3.5%  5,799  5,006  4,490  4,132 

上記の表は、例えば、100万円を2.0%の金利で借り、20年の返済期間だと、毎月当たり5,058円の支払いが必要ということです。 なんかピンとこない。では1000万円だと次の表のようになります。(単純に1000万借り場合だと毎月の返済額は10倍。1500万だと15倍になります。)

 

・借入金額1000万円当たりの返済額早見表(毎月返済分/単位:円)

   20年  25年  30年  35年

 2.0%

 50,580

 42,380  36,960  33,120
 2.5%  52,990  44,860  39,510  35,740
 3.0%  55,450  47,420  42,160  38,480
 3.5%  57,990  50,060  44,900  41,320 

それでは、1000万円借りて、結局いくら返すの?といったのが下記です。

・借入金額1000万円当たりの総返済額(単位:万円)

   20年  25年  30年  35年

 2.0%

 1213

 1271  1330  1391
 2.5%  1271  1345  1422

 1501

 3.0%  1331  1422  1517  1616
 3.5%  1391  1501  1616  1735

 金利3%で1000万円35年のローンで借りると結局は1616万円返さなければいけないということ。2000万円借りた場合はその倍の3232万円となります。

 

  キャッシュで買うと2000万の買い物が、ローンを組むと金利が1232万追加され、3232万円の買い物になるということです。家を買うのは、ローンを買うことといわれている所以です。

 

高度成長期のように、土地や建物の資産価値が上がっていった時代では、金利分もペイできたかも知れませんが、今の時代たくさんのローンを組むのは考えものです。

 

家を建てたり、買ったりするのは何の為ですか?

無理をしてたくさんのローンを組んで、家族の暮らしに影響するといったことは是非避けたいものです。

自分はどれくらい借りられるのだろうか?気になる方も多いのではないでしょうか。金融機関によって、マチマチですが、一様の基準というものはあります。

 

まず、建物価格の基準では、土地や建物を合わせての8割まで

土地、建物の合計が3000万円とすると、2400万円までということになります。

 

もう一つの基準は収入基準です。原則は年間返済額は年収の20%まで

<例>

 年収600万円  ×  20% = 120万円 まで

 毎月返済のみの場合毎月の返済額は10万円までとなります。

 金利3% 返済期間35年だと先の返済表より、毎月の返済額は3848円なので、逆算すると2598万円借入可能だし、返済期間20年だと、毎月の返済額は5545円なので、1803万円が借入限度額となります。同じ金利でも返済期間が長いほうが、毎月の支払いが少なくなるので、たくさん借入できます。

 

ところで、この建物価格基準や収入基準はあくまでも借入できる金額であり、自分たちが返せる金額なのかどうかと別の金額です。

業者にしてみれば、できるだけ高いものを買ってほしいので、お客さんができるだけたくさんローンを組めるよう、建物の価格を書類上だけふかして、この基準をクリヤーすることは難しいことではないですし、収入基準をクリヤーできるように、低い変動金利で長期のローンを組ませようとします。金融機関もたくさん借りてもらえたほうがいいし、長期のほぷが利ざやが稼げるので都合がいいのです。

これだけ借りれるからということで、業者や金融機関のいいなりになるのは、考えものです。

では、返せる金額って?

家計や生活の仕方によって様々ですが、これを把握することは、業者の口車に乗せられて、高い買い物をしないため、新居で暮らし生活を維持していくためにも必要です。

 

返済できる金額を知るには、現在の家賃や、借りている住宅ローンなどの住居費を基準にします。

 

現在の住居費+家計や貯蓄縮小分+ローンの減税分−固定資産税や修繕費(マンションなどでは管理費も)

安心できるローンの返済可能額

 

例:年換算

 家賃 10万×12=120万

 家計・貯蓄縮小分(節約分や新居のために積み立てていたお金)5万×12=60万

 ローン減税 10万

 固定資産税や維持費  60万/年  とすると

 

120万+60万+10万−60万=130万 と 住宅ローンの返済可能額がわかります。

 

・年間返済額10万あたりの借入額早見表(単位:万円)

   20年  25年  30年  35年
 2.5%  157  186  211

 233

 3.0%  150   176  198  217
 3.5%  144  166  186  202 

 利用するローンが金利3.0%で返済期間が30年とすると年間返済額10万あたり198万が借入可能額、

先の例でいくと年間130万返せるから 198万×13=2574万が借入可能額です。

同じ金利で返済期間が20年とすると、150万×13=1950万が借入可能額となります。

 

「O千万借りれるから返済額はいくらになる」では、借りたい金額が優先されてしまい、無理な計画になりがちです。

このように、「返済可能額から借入金額を導き出すのが」無理な計画にならず、また、できるだけローンを組ませて、高いものを売ろうとする業者にイニシアチブを取られることもなく、自分たちの生活にあった資金計画ができるのではないかと思います。

 

あと、借りる時は、いろいろとローンのことについて、あれこれと考えるものですが、のどもと過ぎれば熱さ忘れるで、その後のローン残高などは無頓着になりがちです。そこで、ローン残高の推移を・・・

 

・元利均等返済ローン残高の推移(借入金額:1000万円、金利3.0%)

 

 返済期間

  20年

 返済期間

 25年

 返済期間 

 30年

 返済期間

 35年

 借入時

 1,000  1,000  1,000  1,000
 5年後    803    855

   889

   913
 10年後    574    687    760    812
 15年後    309    491    611    694
 20年後      0    264    437    557
 25年後        0    235    399
 30年後    

     0

   214

 35年後

           0

 金利3.00%で、1、000万借りた場合の返済期間ごとの残高の推移です。

 

返済期間30年で15年が経過し、ローンの残高を半分の500万と思い込んでいたものが、返済の明細を見ると611万でがっかりしたとならないように、お気お付け下さいませ。

洗練されたデザイン、オール電化、太陽光発電、自然素材、長期優良住宅、今、取り沙汰されている住まい造りのキーワードです。しかし、家は、絵画のように眺めるものでもなく、ただ単なる200年もつであろう箱でもありません。

暮らしがあってこその住まいです。

 

 

また、家は建てたら終わりではありません。

 

一つ屋根の下で、ご飯をたべたり、テレビをみたり、なにげない会話をしたり、兄弟けんかをしたり、 心の拠りどころとなる家族の生活がはじまるのです。

 

そいった生活をつづけるためにも、どうして家をたてるのか?無理な返済計画はないか?といったことは、

住まい造りにおいて、まず、何よりおさえておく大事なことと思います。

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