契約って?
業者さんも決まったし、見積もりで工事価格も決まった、次は契約ということになります。業者さんとの信頼関係の強い場合は、契約などせずに工事の段取りを決め、工事にかかるというこもありますが、ある程度の工事になると、業者さんと、工期、請負代金、支払い方法をお互い話し合って決め、工事請負契約を結ぶことになります。
支払い方法って?
工事代金が大きくなってくると、一般的に契約時、着工時(工事を始める時)、完成引渡し時と工事代金を何回かに分けて支払うことになります。3回の支払いだと、1/3ずつ払ったり、4回に分けて支払ったりと、とくに、決まったものがあるわけでなく、業者さんと相談して決めるのが普通です。
注意点としては、あまり契約時にたくさん払わないこと。何かの事情で、解約する場合など、違約金が発生する場合もあるし、運が悪いと契約金だけ払って、会社が倒産することもあります。経営状態の悪い会社だと、会社の運営資金のため、契約時にたくさん支払わせようとすることもあり、そういった会社は注意が必要です。
近隣挨拶って?
工事の規模や騒音の発生具合などにもよりますが、工事期間中は騒音、ほこり、職人さんの駐車の問題と、どうしても、ご近所に迷惑をかけることになるので、工事が始まるまでに、近隣に、お施主さんと現場の責任者が挨拶をすることが必要です。マンションの場合は、近隣だけでなく、管理組合あてに、工事内容を記した書類を提出し、承認をもらう必要があるので、早い目に行くのがいいと思います。
くれぐれも、工事する前に挨拶にいくこと。ご近所のクレームが出たあとでは、関係を修復するのに何倍もの労力が必要になります。
仮住まいって必要?
工事の規模や内容、工事期間にもよります。家全体の内部の改変など工事規模が大きい場合などや、工事期間が長期にわたる場合など、工事の音や、たくさんの職人さんが出入したりするので、家にいるお施主さんがストレスを感じる場合もあります。
仮住まいするかどうかで、工事の段取りも変ってきます。費用もかかることなので、家族を含め、業者さんとよく相談するのがいいと思います。