最近の開き戸にはレバー式の取っ手(レバーハンドル)がとりつけられていることが多くなりましたが、丸ノブ(握り玉)のついているものもたくさん見かけます。
丸ノブの場合、ドアの開閉の際に、握って・回して・押し引きするといった3つの動作を同時行うことになります。一見なんでもないこの動作も高齢者にとっては、困難になる場合もあるため、これをレバー式に交換すると、手を掛けて下げ・押し引きして開閉するという2つの動作に減らすことができます。
特に握るという動作がなくなることは大きな利点となります。さらに、押し引きだけの動作で開閉できるプッシュプルハンドルなどのものもあります。
小さな掘り込み取っ手がついている引き戸を多く見かけますが、指先の力が弱くなっている高齢者には、戸の開閉が困難な場合があり、手をかけやすい大きなものなどを取り付けることも検討します。