開き戸は開閉の際に、身体の移動が大きく動作が困難なため、高齢者にとっては扉は引き戸のほうが便利です。
住宅の構造上、引き戸に変更できない場合には、折れ戸やアコーディオンカーテンにする方法も考えられますが、折れ戸は開いた状態では、扉が2枚重ねになるため、有効の開口部が狭くなったり、開閉の際に若干コツをようするなどの使いにくさもあります。又、トイレ、洗面・脱衣室の仕切りをアコーディオンカーテンにする場合などには、家族のプライバシーなどの問題を含め考える必要があります。
なお、引き戸は敷居やレールにつまずきやすいなどの難点がありますが、敷居を埋め込んだり、レールが不要な上吊り式にすると出入がスムーズになります。